わきが体質の人は、香りの付いたデオドラントに要注意
ワキガ対策として、デオドラントを使うことがあると思います。
デオドラントには、スプレータイプ、拭き取りタイプ、クリームタイプなどさまざまなタイプがあります。
ワキガ体質でなくて、単に制汗剤として使うのであれば、どのデオドラントを使っても問題ありません。
しかし、「ワキガ体質」の人には、使ってはいけないデオドラントのタイプがあります。
ワキガ体質の人が使ってはいけないデオドラントのタイプは、「微香性のあるデオドラント」です。
スプレータイプであろうと、拭き取りタイプであろうと、どのタイプのデオドラントであっても、香りがあるものを使うのは避けましょう「。
ワキガ体質の人が香りつきのデオドラントを使ってはいけない理由
ではなぜ、ワキガ体質の人は香りつきのデオドラントを使うといけないのでしょうか？
それは、アポクリン腺から出る汗には、においの元になるものがたっぷり含まれているからです。
わきが体質の人がこのタイプのデオドラントを使うと、アポクリン腺からの匂いと、デオドラントの匂いが混じって、不快なにおいが、より悪化しやすくなるからです。
デオドラント単体ではいい香りであったとしても、わきがの匂いと混じると、不快な匂いになる可能性が高いのです。
デオドラントのいい香りで、ワキガの臭いにおいをごまかそうとしたい気持ちはわかりますが、逆効果です。
わきがの人は、無香性のデオドラントを選びましょう。
でも無香性のデオドラントを使っても、完全にワキガのにおいを取り除けるわけではありません。
あくまで「一時的なにおいの低減」でしかありません。
わきが体質にとって好ましいデオドラントとは？
ではワキガ体質の人には、どんなデオドラントがオススメでしょうか？
ワキガ体質の人は、デオドラントの選び方によって、においを余計にひどくすることもあれば、効果的にきつい匂いを消すこともできます。
ワキガ体質の人にオススメのデオドラントの条件は、
- クリームタイプ
- 無香性
- 抗菌・殺菌作用
です。
スプレータイプや拭き取りタイプにも、デオドラント効果はありますが、一時的です。
最も持続しやすいのは、クリームタイプです。
クリームタイプは、脇に直接つけるため、より長く効果が持続しやすくなります。
さらに抗菌・殺菌作用が加われば、においの元になる菌を退治できるため、デオドラント効果が倍増します。
ワキガ体質の人にオススメの裏技
ワキガ体質の人にオススメの方法として、市販のデオドラント以外の裏技を紹介します。
ワキガ体質にはリンゴが効果的
最新の医学研究によって、わきがを抑える新発見がありました。
わきがの原因であるアポクリン腺には、もともと「においになる元」がたっぷり含まれています。
このアポクリン腺に含まれている「においになる元」はタンパク質、脂質、糖質、アンモニア、鉄分、ピルビン酸などです。
このうち、タンパク質の一種である「アポタンパク」が、特ににおいを悪化させる要因であることが最新の研究で判明しました。
つまりこのアポタンパクを抑制できれば、わきがのにおいを大幅に抑えられることができます。
そして、このアポタンパクを減らす効果があるのが、「リンゴ」なのです。
リンゴの繊維質を、脇の下に当てることで、アポタンパクの生成が抑制されるのです。
具体的には、リンゴの半分を絞り、その絞った繊維をガーゼに湿らせます。
それを、脇の下に貼るのです。そうすると、アポタンパクが分解され、わきがが抑えられるのです。
わきがの根本的対処ではありませんが、においを抑制する効果があることが確認されています。
自分のだ液は天然のデオドラント
もう一つの裏技は、自分の唾液を使うことです。
だ液には、消臭効果だけでなく、殺菌効果もあります。
ガムを噛むと口臭が抑えられるのは、だ液の分泌が促されるからです。
自分の唾液であれば、外出先でも、会社でも、どこでも使うことが出来ます。
自分の唾液を指につけて脇の下に塗るとか、ハンカチなどを使って塗ってもいいでしょう。
唾液を使うのは不衛生だと思って、抵抗感があるかもしれませんが、確かに効果はあります。
しかし、唾液を塗っているところを人に見られないように、注意しましょうね。